ハノイ旅行のSIM・eSIM完全ガイド|日本のスマホはそのまま使える?おすすめeSIMも比較

ハノイ旅行でもスマートフォンは欠かせません。

Googleマップで旧市街を歩いたり、GrabやXanh SMで車を呼んだり、レストランを探したり。現地でインターネットにつながる環境は、旅行前に準備しておきたいもののひとつです。

そこで候補になるのが「eSIM」ですが、ちょっと待ってください。

現在は日本の携帯電話会社の海外サービスもかなり使いやすくなっており、契約しているプランによっては、ベトナム旅行のためにeSIMを買う必要がない場合があります。

この記事では、SoftBank・au・ドコモ・楽天モバイルをベトナムでそのまま使う方法から、海外ローミングとeSIMの違い、ハノイ旅行に使いやすいeSIM、必要なデータ容量、設定方法まで順番に解説します。

目次

結論|ハノイ旅行でeSIMは必ずしも必要ではない

最初に確認したいのは「どのeSIMを買うか」ではなく、自分が日本で契約しているスマートフォンをベトナムでどのように使えるかです。

現在は、日本で契約しているデータ容量を海外で利用できたり、一定期間の海外データ通信が料金プランに含まれていたりするサービスがあります。

条件が合えば、普段使っているスマートフォンをそのままベトナムへ持っていくだけで済むこともあります。

まず30秒でチェック

SoftBank

→ 海外データ放題の対象プランか確認

au

→ au海外放題の無料特典対象プランか確認

ドコモ

→ 契約プランの海外利用条件を確認。対象外なら「世界そのままギガ」とeSIMを比較

楽天モバイル

→ 2GB以内で足りそうなら、まず海外ローミングを検討

海外ローミング料金が高い・対象外

→ eSIMを比較

つまり、「海外ローミングかeSIMか」は契約している日本の回線によって答えが変わります。

日本のスマホはベトナムでそのまま使える?

代表的な日本の携帯電話会社について、ハノイ旅行で利用する場合の考え方を整理してみましょう。

回線主な海外サービス料金・データの目安eSIMを検討したいケース
SoftBank海外データ放題対象プランなら3日・5日・1か月分など追加料金なし無料期間を超える旅行など
auau海外放題ベトナムは予約割800円/24時間。対象プランは無料特典あり無料特典対象外・長期旅行など
ドコモ世界そのままギガ等対象プランにより異なる。世界そのままギガは24時間980円など数日間利用すると料金差が大きくなる場合
楽天モバイル海外ローミング毎月2GBまでプラン料金内2GBを大きく超えそうな場合

サービス内容や対象料金プランは変更されることがあります。旅行前には必ず自分の契約内容を各社公式サイトやアプリで確認してください。

SoftBank|対象プランならベトナムでも追加料金なしの場合がある

SoftBankでは「海外データ放題」が提供されており、対象料金プランならベトナムを含む対象エリアで一定期間、追加料金なしでデータ通信を利用できます。

対象プランによって利用可能期間が異なり、3日間、5日間、または1か月分などとなっています。

たとえば3〜5日程度のハノイ旅行なら、自分の契約プランが対象になっているかを確認してからeSIMを購入しても遅くありません。

「アメリカ放題」とは少し違います

SoftBankの「アメリカ放題」はアメリカ・ハワイで利用するサービスです。ベトナムでは「海外データ放題」や「海外あんしん定額」などの対象条件を確認します。

また、海外データ放題を利用するには、対象プランだけでなく「世界対応ケータイ」「海外あんしん定額」など必要な条件があります。旅行前にMy SoftBankで確認しておきましょう。

海外データ放題の対象期間を超えた場合は、海外あんしん定額では対象エリアで24時間980円を基本とするプランがあります。

そのため、SoftBankユーザーはeSIMを探す前にMy SoftBankを確認するのがおすすめです。

au|au海外放題はベトナムも対象

auには「au海外放題」があります。

ベトナムは事前予約による「予約割」の対象国で、通常の予約割料金は800円/24時間です。

さらに、対象のau料金プランではau海外放題の利用料金に対する割引特典があります。

そのためauユーザーも、eSIMを購入する前に自分の料金プランが無料特典の対象になっているか確認してみましょう。

対象外の場合、たとえば5日間なら予約割だけでも4,000円になるため、eSIMとの価格差が出てきます。

ドコモ|契約プランによって海外利用方法が変わる

ドコモは、現在契約している料金プランによって考え方が変わります。

「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」「ahamo」などでは、対応エリアならデータローミングをONにして海外でデータ通信を利用できる仕組みがあります。

一方、「世界そのままギガ」を利用する契約の場合、ベトナムは国・地域限定割プランの対象です。

利用期間世界そのままギガの料金目安
1時間200円
24時間980円
2日1,780円
3日2,480円
5日3,980円
7日5,280円

2〜3日程度なら「設定を増やさず、そのまま使える」という利便性を優先する考え方もあります。

一方、5日、7日と滞在が長くなればeSIMとの価格差も大きくなるため、比較する価値があります。

楽天モバイル|2GBまでなら追加料金を抑えやすい

楽天モバイルでは、対応エリアでの海外ローミング高速データ通信を毎月2GBまでプラン料金内で利用できます。

2GBを超えると最大128kbpsへ速度が低下しますが、高速データが必要なら1GBあたり500円で追加チャージすることもできます。

Googleマップ、Grab、LINE、Web検索などが中心で、動画をあまり見ない短期旅行なら、2GBで足りる人もいるでしょう。

楽天モバイルユーザーの場合も、最初からeSIMを買うのではなく「自分は旅行中に何GBくらい使いそうか」で判断できます。

海外ローミングとeSIM、結局どちらがいい?

どちらにもメリットがあります。

比較日本の海外ローミング旅行用eSIM
設定の簡単さ◎○
SIM交換不要不要
日本の回線そのまま残して併用可能な端末も多い
料金契約プラン次第比較的安いプランが多い
購入基本不要オンラインで事前購入
到着直後使いやすい事前設定しておけば使いやすい
初心者非常に簡単一度設定すれば簡単

こんな人は日本のキャリアをそのまま使うのがおすすめ

次のような人は、無理にeSIMを購入する必要はありません。

・契約プランに海外データ通信が含まれている
・SoftBankの海外データ放題の無料期間内で旅行できる
・au海外放題の無料特典対象になっている
・楽天モバイルで2GB程度あれば十分
・旅行期間が短い
・スマートフォンの設定をできるだけ変更したくない

特に料金差がほとんどないなら、普段の回線をそのまま利用できることは大きなメリットです。

こんな人はeSIMを検討しよう

一方、次のような人には旅行用eSIMが便利です。

・日本の海外ローミング料金が高くなる
・無料で使える期間を超えて滞在する
・4〜7日以上の旅行でデータをしっかり使いたい
・GoogleマップやGrabを頻繁に使う
・SNSやWeb検索を気兼ねなく使いたい
・旅行前に通信費を確定させておきたい

物理SIMと違ってカードを差し替える必要がないため、eSIM対応スマートフォンなら日本のSIMを残したまま旅行用データ回線を追加できます。

ハノイ旅行で使いやすいeSIMを比較

海外旅行向けeSIMは数多くありますが、ここでは日本人旅行者でも比較的利用しやすく、ハノイ旅行で候補にしやすいサービスを中心に紹介します。

eSIMベトナムの料金例特徴こんな人向け
Saily1GB/7日 US$3.99〜日本語サイト・アプリ中心で設定しやすい初めてeSIMを使う人
Airalo固定容量・無制限プランあり世界各国で展開する定番サービス海外旅行で継続利用したい人
Yesim1GB/30日 US$3程度〜容量・期間の選択肢が多い自分に合う容量を選びたい人

料金やプラン内容は頻繁に変更されます。購入時には各サービスの最新料金を確認してください。

Saily|初めてeSIMを使う人にも分かりやすい

Sailyは、ハノイ旅行で初めてeSIMを使う人にとって候補にしやすいサービスです。

日本語の公式サイトが用意され、アプリからベトナムを選択してプランを購入・設定できます。

現在のベトナム向け固定容量プランには、次のような選択肢があります。

データ容量有効期間料金例
1GB7日US$3.99
3GB30日US$7.99
5GB30日US$10.99
10GB30日US$17.99
20GB30日US$28.99

無制限プランも用意されています。

旅行前にeSIMをインストールしておき、必要な設定を済ませておけば、ベトナム到着後に現地ネットワークへ接続して利用できます。

24時間対応のチャットサポートやテザリングへの対応も案内されています。

→ Sailyのベトナム向けeSIMを確認する

Airalo|海外旅行向けeSIMの定番候補

Airaloも、海外旅行向けeSIMとして広く展開しているサービスです。

ベトナム向けプランでは、固定容量プランと無制限プランが用意され、現在はVNPTが主なネットワークとして表示されています。

ベトナムだけでなく多くの国・地域を扱っているため、今後も海外旅行でeSIMを使いたい人にとって候補になります。

アプリからeSIMを管理できる点も便利です。

→ Airaloのベトナム向けeSIMを確認する

Yesim|容量・期間の選択肢が豊富

Yesimもベトナム向けeSIMを提供しています。

固定容量だけでなく無制限プランなどがあり、旅行期間や使い方に合わせて選択できます。

現在の固定容量プランでは1GB、3GB、5GB、10GB、20GBなど複数の選択肢があります。

ベトナムではハノイを含む主要都市が利用エリアとして案内されており、プランの有効期間は対応ネットワークへ接続してから開始されます。

購入後に旅行前の段階でeSIMをインストールしておけるため、到着後の作業を減らせます。

→ Yesimのベトナム向けeSIMを確認する

結局どれを選ぶ?初めてなら「分かりやすさ」を優先

eSIMを初めて使う場合、1〜2ドルの価格差だけで選ぶ必要はありません。

旅行中の通信は、Grabを呼んだり、地図を確認したりするためにも使います。

そのため、Feel Hanoiでは料金だけでなく「購入・設定・残量確認・トラブル時のサポートまで分かりやすいか」を重視して選ぶことをおすすめします。

初めて利用するならSailyを軸に検討し、AiraloやYesimの料金・容量と比較すると選びやすいでしょう。

ハノイ旅行なら何GB必要?

必要なデータ容量は、旅行中に何をするかで大きく変わります。

旅行期間容量の目安想定する使い方
2〜3日1〜3GB程度地図・Grab・LINE・Web検索中心
4〜5日3〜5GB程度地図・SNS・Webを日常的に利用
6〜8日5〜10GB程度SNSや写真投稿も多め
長期・大量利用10GB以上/無制限動画・テザリング・仕事でも利用

これはあくまで目安です。

Googleマップ、Grab、LINEなどは動画視聴ほど大量のデータを消費しません。一方、YouTube、Instagramの動画、動画通話、写真・動画のクラウド同期などを頻繁に使うと消費量は増えます。

ホテルのWi-Fiも併用する旅行なら、必要以上に大容量のプランを購入しなくてもよいでしょう。

eSIMの設定方法|できれば日本で準備しておこう

eSIMを利用するなら、ハノイへ到着してから初めて設定するより、日本にいる間にWi-Fi環境で準備しておくのがおすすめです。

STEP 1|自分のスマートフォンがeSIM対応か確認する

まず利用しているiPhoneやAndroid端末がeSIMに対応しているか確認します。

STEP 2|ベトナム向けプランを購入する

Sailyなどの公式サイト・アプリからベトナムを選び、旅行期間とデータ容量に合ったプランを購入します。

STEP 3|eSIMをスマートフォンへ追加する

サービスの案内に従ってeSIMをインストールします。

この段階では、日本で普段使っているSIMを削除しないよう注意しましょう。

STEP 4|日本の回線と旅行用eSIMを確認する

スマートフォンのモバイル通信設定に、日本の回線と旅行用eSIMが表示されていることを確認します。

STEP 5|ベトナムへ到着する

到着後、旅行用eSIMを有効にします。

STEP 6|モバイルデータ通信を旅行用eSIMへ切り替える

モバイルデータ通信に使用する回線として旅行用eSIMを選択します。

STEP 7|必要なデータローミング設定を確認する

旅行eSIMによってはデータローミングをONにする必要があります。購入したサービスの案内に従って設定してください。

ポイント

eSIMの「インストール」と「利用開始」は同じとは限りません。サービスによって有効期間が始まるタイミングが異なるため、購入したeSIMの案内を確認してください。

eSIMを使うと日本の電話番号やLINEはどうなる?

ここは初めてeSIMを利用する人が心配しやすいポイントです。

旅行用eSIMを追加したからといって、LINEのアカウントが自動的に変わったり消えたりするわけではありません。

インターネットへ接続できれば、普段使っているLINEでメッセージやLINE通話を利用できます。

また、デュアルSIMに対応しているスマートフォンなら、日本のSIMを残しながら「データ通信だけ旅行eSIMを利用する」という使い方も可能です。

日本回線側の海外通信には注意

旅行用eSIMを利用する場合でも、日本の回線側で海外データローミングが有効になっていると、契約内容によっては意図しない海外通信料金が発生する可能性があります。

どの回線を「モバイルデータ通信」に使用しているか、出発前と到着後に確認しましょう。

ハノイ到着後にeSIMがつながらないときは?

接続できない場合は、慌てず次の項目を順番に確認します。

① 機内モードがOFFになっているか
② 旅行用eSIMがONになっているか
③ モバイルデータ通信が旅行用eSIMになっているか
④ 必要なデータローミングがONになっているか
⑤ スマートフォンを再起動する
⑥ APNなどサービス指定の設定を確認する
⑦ eSIM事業者のアプリ・サポートを確認する

ノイバイ国際空港へ到着してすぐGrabなどを利用する予定なら、日本にいる間に設定を済ませておくと安心です。

空港で物理SIMを買う方法もある

eSIMだけがベトナム旅行の正解ではありません。

ノイバイ国際空港などで物理SIMを購入する方法もあります。

eSIM非対応端末を利用している場合や、現地でスタッフに確認しながら設定したい場合には選択肢になります。

一方、SIMカードの差し替えが必要になることや、日本のSIMカードを紛失しないよう管理する必要があります。

eSIM対応端末を持っていて、日本で準備を済ませたい人なら、旅行用eSIMの方が手軽な場合が多いでしょう。

Grab・Xanh SMを使うなら通信環境を準備しておこう

ハノイ旅行で通信環境が特に重要になるのが移動です。

GrabやXanh SMでは、配車だけでなく、乗車場所、ドライバーの現在地、車両ナンバーなどをスマートフォンで確認します。

ノイバイ国際空港へ到着してからGrabを呼ぶ場合も、空港を出た時点でデータ通信が使える状態にしておくとスムーズです。

→ ハノイでGrabを使う方法|配車・料金・支払い・空港利用ガイド

→ ハノイでXanh SMを使う方法|予約・料金・支払い・空港利用ガイド

→ ノイバイ空港からハノイ市内への行き方|Grab・Xanh SM・バス・空港送迎を比較

ハノイ旅行のSIM・eSIMについてよくある質問

Q. ハノイ旅行にeSIMは必須ですか?

必須ではありません。SoftBank、au、ドコモ、楽天モバイルなど、日本で契約している回線を海外ローミングで利用できる場合があります。まず自分の料金プランを確認しましょう。

Q. eSIMは日本で設定して大丈夫?

多くの旅行用eSIMは旅行前にインストールできます。ただし、有効期間が始まる条件はサービスによって異なります。購入したサービスの案内を確認してください。

Q. eSIMにするとLINEは使えなくなる?

インターネットへ接続できれば、基本的に普段利用しているLINEをそのまま利用できます。

Q. 日本のSIMは抜く必要がある?

eSIMを利用する場合、通常は物理SIMを抜く必要はありません。対応端末なら日本回線と旅行用eSIMを併用できます。

Q. eSIMでテザリングはできる?

サービスやプランによって異なります。たとえばSailyはベトナム向けプランでテザリングに対応すると案内しています。購入前に各プランの条件を確認してください。

Q. 3泊4日のハノイ旅行なら何GBくらい?

地図、Grab、LINE、Web検索が中心なら3GB前後から検討できます。SNSや動画を頻繁に利用するなら5GB以上など、余裕を持たせると安心です。

Q. ハノイ以外でも使える?

ベトナム向けeSIMなら、通常はハノイだけでなく対応するベトナム国内のネットワークエリアで利用します。ハロン湾やニンビンなどへ行く場合も、購入するサービスの対応エリアを確認してください。

まとめ|まず日本の契約を確認してからeSIMを選ぼう

ハノイ旅行だからといって、必ずeSIMを購入する必要はありません。

まずはSoftBank、au、ドコモ、楽天モバイルなど、自分が日本で契約している回線の海外利用条件を確認してみましょう。

対象プランで追加料金なし、または十分安く利用できるなら、そのまま日本の回線を使うのが最も簡単です。

一方、海外ローミング料金が高くなる場合や、旅行中にデータをしっかり使いたい場合はeSIMが便利です。

初めてなら、料金だけでなく設定の分かりやすさやサポートも含めて選ぶのがおすすめです。

通信環境を日本で準備しておけば、ノイバイ国際空港へ到着した瞬間から地図を確認したり、Grabを呼んだりできます。

ハノイの街へ出る前に、まず「自分には海外ローミングとeSIMのどちらが合っているか」を確認しておきましょう。

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