ベトナムの首都・ハノイには、歴史ある旧市街や湖、世界遺産、寺院、フランス統治時代の建築など、さまざまな観光スポットがあります。
一方で、初めて訪れると「どこから回ればいい?」「2泊3日ですべて行ける?」と迷いやすい街でもあります。
ハノイ観光のポイントは、すべての観光スポットを詰め込むのではなく、旧市街・ホアンキエム湖、バーディン、フレンチクォーターなど、エリアごとにまとめて巡ることです。
この記事では、初めてのハノイ旅行で訪れたい観光スポット20選を、エリア別に紹介します。
時間がない人はこの5か所から
- ホアンキエム湖|ハノイ観光の中心
- ハノイ旧市街|街歩き・グルメ・買い物
- タンロン遺跡|ハノイを代表する世界遺産
- ホーチミン廟周辺|ベトナム近現代史を知る
- 文廟|ベトナムの歴史・教育文化に触れる
ハノイ旅行では、同じホテルでも「航空券+ホテル」をセットで比較すると、 別々に予約するより総額が下がるケースがあります。 予約前に一度チェックしておくと、よりお得な組み合わせが見つかる可能性があります。
ハノイ観光おすすめスポット20選【エリア別】
ハノイの主要観光スポットは、いくつかのエリアにまとまっています。
初めてなら、まずホアンキエム湖・旧市街を中心に、バーディンやフレンチクォーターを組み合わせると効率よく観光できます。
ホアンキエム湖・旧市街|初めてなら外せないハノイの中心
1. ホアンキエム湖|ハノイ観光の起点
ハノイ中心部に位置するホアンキエム湖は、初めての旅行なら一度は訪れたい場所です。
湖の周囲には旧市街、大教会、カフェ、レストランなどが集まっており、ハノイ観光の起点として使いやすい立地です。
朝は散歩や運動をする地元の人々、昼は観光客、夜になるとライトアップされた街並みと、時間帯によって雰囲気が変わります。
湖だけを見るというより、ホアンキエム湖+旧市街+ハノイ大教会をひとつの街歩きコースとして考えるのがおすすめです。
2. 玉山祠(ゴックソン寺)|湖に浮かぶ寺院
ホアンキエム湖の北側にある小島に建つ寺院が玉山祠(ゴックソン寺)です。
湖岸から赤い「テーフック橋」を渡って参拝する景観は、ホアンキエム湖を代表する風景のひとつ。
ホアンキエム湖を訪れた際に、そのまま組み合わせて見学できます。
3. ハノイ旧市街|歩くだけでも楽しいハノイらしい街
ホアンキエム湖の北側に広がるハノイ旧市街は、ハノイ観光で最も時間を取って歩きたいエリアです。
歴史的に商業地区として発展し、「36通り」と呼ばれる通りには、現在も飲食店、カフェ、ショップ、屋台などが密集しています。
有名観光地を次々に巡るというより、細い路地に入ったり、ローカル食堂でフォーやブンチャーを食べたり、カフェで休憩したりしながら歩くのが旧市街の楽しみ方です。
4. ハノイ大教会|旧市街に残るゴシック建築
ホアンキエム湖から徒歩圏にあるハノイ大教会(セント・ジョセフ大聖堂)は、19世紀後半に建てられたハノイを代表する教会です。
重厚な外観と周囲のベトナムらしい街並みとの対比も印象的で、周辺にはカフェも多くあります。
旧市街散策の途中に立ち寄るのがおすすめです。
5. タンロン水上人形劇場|ベトナムの伝統芸能を体験
ホアンキエム湖のすぐ近くにあるタンロン水上人形劇場では、ベトナム北部で長く受け継がれてきた水上人形劇を見ることができます。
水面を舞台に人形を操り、伝統音楽とともにベトナムの民話や暮らしを表現する独特の伝統芸能です。
公演時間が決まっているため、街歩きの途中で思いつきで立ち寄るより、あらかじめ時間を決めておくと観光プランを組みやすくなります。
6. ドンスアン市場|旧市街のローカル市場
旧市街北部にあるドンスアン市場は、ハノイを代表する大型市場です。
衣類、雑貨、食品などさまざまな商品が並び、観光地として整備された場所とは違ったハノイの日常を感じられます。
旧市街を北へ歩く際に組み込むと効率的です。
バーディン|ベトナムの歴史を知るエリア
7. ホーチミン廟|ベトナム近現代史を象徴する場所
バーディン地区にあるホーチミン廟は、ベトナム建国の父として知られるホー・チ・ミンを祀る霊廟です。
ハノイを単なる観光都市として見るだけでなく、ベトナムの近現代史を知るうえでも重要な場所です。
内部を見学する場合は、開館曜日・時間、服装、手荷物などにルールがあります。また定期メンテナンスで閉館する期間もあるため、旅行前に最新情報を確認しましょう。
8. バーディン広場|ベトナムの歴史が動いた広場
ホーチミン廟の前に広がるのがバーディン広場です。
1945年にホー・チ・ミンが独立宣言を読み上げた場所として知られ、現在も国家的に重要な場所です。
ホーチミン廟だけを見るのではなく、周辺一帯を歩いてみると、このエリアのスケールを感じられます。
9. 一柱寺|一本の柱に支えられた寺院
ホーチミン廟周辺を訪れたら、あわせて見ておきたいのが一柱寺です。
池の中央に一本の柱で支えられたように建つ独特の姿が特徴で、ハノイを代表する寺院のひとつです。
単独で訪れるより、ホーチミン廟→バーディン広場→ホーチミン関連施設→一柱寺とまとめて巡るのがおすすめです。
10. タンロン遺跡|ハノイを代表する世界遺産
歴史好きならぜひ訪れたいのが、世界遺産タンロン王城遺跡です。
長期間にわたりベトナムの政治的中心として機能した場所で、現在は門や宮殿跡、地下施設、考古学的遺構などを見学できます。
旧市街の賑やかなイメージとは異なる、「首都ハノイ」の長い歴史を感じられる場所です。
2026年9月現在、公式案内では8:00〜17:00の開館となっています。最新の営業時間は旅行前に確認してください。
11. 文廟|ベトナム最初の大学として知られる場所
文廟(文廟・国子監)は、1070年に創建されたハノイを代表する歴史スポットです。
孔子を祀るために造られ、その後1076年には国子監が設けられました。
伝統的な門、中庭、池、石碑などが美しく、歴史に詳しくなくても建築や庭園を楽しめます。
2026年は国子監創設950周年にあたる節目の年でもあります。
日本語ガイドでまとめて巡る方法も
ホーチミン廟、一柱寺、タンロン遺跡、文廟などは、背景を知ると観光がさらに面白くなる場所です。
Klookには日本語ガイド付きのハノイ半日市内観光ツアーもあり、主要スポットをまとめて巡ることができます。
フレンチクォーター|建築を楽しむハノイ
12. ハノイ・オペラハウス|フレンチクォーターの象徴
フレンチクォーターを象徴する建築がハノイ・オペラハウスです。
フランス統治時代に建てられた壮麗な建物で、旧市街とは違ったハノイの表情を見ることができます。
周辺には歴史あるホテルやカフェ、ブランドショップなどがあり、建築を眺めながらゆっくり歩くのがおすすめです。
13. ソフィテル・レジェンド・メトロポール周辺|クラシックなハノイを歩く
オペラハウスから少し歩くと、歴史あるソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイがあります。
宿泊しなくても、この周辺はフランス統治時代の面影を感じられる街歩きエリアです。
オペラハウスからチャンティエン通り、ホアンキエム湖へ戻るルートなら、徒歩で無理なく巡れます。
14. ベトナム国立歴史博物館|ベトナム史をじっくり知る
歴史に興味がある人ならベトナム国立歴史博物館も候補です。
先史時代から王朝時代まで、ベトナムの歴史に関する展示を見学できます。
短い旅行では優先順位を下げても構いませんが、歴史・文化を深く知りたい人には向いています。
15. ホアロー刑務所跡|近現代史を考える場所
ホアロー刑務所跡は、フランス植民地期に建設された刑務所の跡地です。
その後の歴史の中でも使用され、現在は博物館として当時の資料や収容環境などが展示されています。
楽しい観光地とは性格が異なりますが、ハノイとベトナムの近現代史を知るうえで重要な場所です。
ハノイらしい風景を楽しむスポット
16. トレインストリート|線路と街が隣り合う独特の風景
線路のすぐ横に住宅やカフェが並ぶトレインストリートは、ハノイで特に知られるようになった観光スポットです。
ただし、ここはテーマパークではなく現在も列車が走る現役の鉄道です。
エリアによってアクセス規制や警備状況が変わることがあるため、線路へ勝手に立ち入らず、現地の案内や規制に従ってください。
旧市街のフードツアーや市内ツアーの中には、トレインストリートを組み込んだ商品もあります。
17. ロンビエン橋|ハノイの歴史と暮らしを感じる橋
紅河に架かるロンビエン橋は、フランス統治時代に建設された歴史ある橋です。
戦争による被害を受けながら現在まで使われ続け、今も鉄道やバイク、人々の生活と結びついています。
観光施設として整備された場所ではないからこそ、ハノイの日常と歴史が重なった風景を感じられます。
特に夕方は、紅河と街の景色を楽しみやすい時間帯です。
18. 西湖(タイ湖)|旧市街とは違う現代のハノイ
ハノイ中心部の北西に広がる西湖(タイ湖)は、旧市街とは大きく雰囲気が異なるエリアです。
湖畔にはカフェやレストラン、ホテルなどが点在し、外国人居住者も多く暮らしています。
旧市街の賑わいから少し離れて、ゆっくり過ごしたい人におすすめです。
19. チャンコック寺|西湖に建つ歴史ある寺院
西湖の湖畔に建つチャンコック寺は、ハノイでも長い歴史を持つ仏教寺院です。
湖と寺院がつくる景観が美しく、西湖観光と組み合わせやすいのも魅力です。
寺院なので、訪問時は露出の多い服装を避けるなど基本的なマナーにも配慮しましょう。
少し足を延ばすなら世界遺産ハロン湾
20. ハロン湾|ハノイから日帰りできる絶景
ハノイ市内ではありませんが、丸1日使えるなら候補に入れたいのが世界遺産ハロン湾です。
海から突き出す石灰岩の奇岩群をクルーズ船から眺める景色は、ハノイ市内とはまったく違います。
ハノイからは送迎付きの日帰りツアーが多数あり、初めてでも比較的訪れやすい場所です。
日帰り・ラグジュアリー・日本語対応・1泊2日などツアーによって内容が大きく違うため、別記事で詳しく比較しています。

初めてのハノイならどこを優先する?
観光できるのが1日なら
ホアンキエム湖 → 旧市街 → ハノイ大教会 → 文廟 → 夜の旧市街
ハノイらしい街歩きを中心にしながら、歴史スポットもひとつ組み込めるプランです。
2日間観光できるなら
1日目:ホアンキエム湖・旧市街・大教会
2日目:ホーチミン廟・タンロン遺跡・文廟・フレンチクォーター
初めてのハノイなら、この組み合わせで市内の主要エリアをかなり楽しめます。
3日間あるなら
3日目はハロン湾の日帰りツアーを組み合わせると、都市・歴史・自然の3つを楽しめます。
市内をもっとゆっくり楽しみたいなら、タイホーやロンビエンへ足を延ばすのもおすすめです。
エリア別にまとめるとハノイ観光は回りやすい
| エリア | 主なスポット | 特徴 |
|---|---|---|
| 旧市街 | 旧市街・ドンスアン市場 | 街歩き・グルメ |
| ホアンキエム | 湖・玉山祠・大教会 | 初めてのハノイ |
| バーディン | ホーチミン廟・タンロン遺跡 | 歴史 |
| フレンチクォーター | オペラハウス・博物館 | 建築・文化 |
| タイホー | 西湖・チャンコック寺 | カフェ・散策 |
| ロンビエン | ロンビエン橋 | ローカル・風景 |
各エリアの位置関係や特徴は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
観光スポットを効率よく巡るなら市内ツアーも便利
旧市街やホアンキエム湖周辺は徒歩で観光しやすい一方、ホーチミン廟、タンロン遺跡、文廟などを1日で回ると移動回数が増えます。
Klookでは、日本語ガイド付き半日市内観光ツアーのほか、乗り降り自由の2階建て観光バス、プライベートガイドなども予約できます。
「自分でGrabを呼びながら回るのが面倒」「歴史の説明も日本語で聞きたい」という人は、ツアーを利用するのもひとつの方法です。
ハノイ観光の移動は徒歩+Grab・Xanh SMが便利
旧市街・ホアンキエム湖周辺は徒歩で回れますが、バーディンやタイホーなどへ移動するときは配車アプリを組み合わせると便利です。
ハノイではGrabのほか、ベトナムのEVタクシー「Xanh SM」も利用できます。
ハノイ観光で知っておきたい注意点
- 寺院・霊廟では露出の多い服装を避ける
- 施設によって休館日・営業時間が異なる
- ホーチミン廟は定期メンテナンスによる閉館期間がある
- トレインストリートでは現地の規制に従う
- 道路横断時はバイク・車に注意する
- 夏は暑さ、雨季は突然の雨への対策をする
旅行前の持ち物や安全面についてはこちらで詳しく紹介しています。
ハノイ観光のよくある質問
ハノイ観光には何日必要ですか?
主要スポットだけなら2日程度でも観光できます。ハロン湾など郊外への日帰り旅行も組み合わせるなら、3〜4日程度あると余裕が出ます。
初めてなら絶対に見ておきたい場所は?
ホアンキエム湖と旧市街を中心に、タンロン遺跡、ホーチミン廟周辺、文廟を組み合わせると、ハノイの街・歴史・文化をバランスよく体験できます。
ハノイは徒歩だけで観光できますか?
旧市街・ホアンキエム湖周辺は徒歩で観光できます。ただしバーディン、タイホーなどまで含めるならGrabやXanh SMを利用した方が効率的です。
ハロン湾は日帰りできますか?
できます。ハノイを朝出発してハロン湾をクルーズし、夜にハノイへ戻るツアーが多数あります。
雨の日でも楽しめますか?
博物館、水上人形劇、カフェなどを中心にすれば雨の日でも楽しめます。屋外中心の予定を詰め込みすぎず、天気を見ながら入れ替えるのがおすすめです。
まとめ|初めてなら旧市街・ホアンキエム+歴史地区から
初めてのハノイ旅行なら、まず旧市街・ホアンキエム湖を中心に街を歩き、ホーチミン廟、タンロン遺跡、文廟などを組み合わせると、ハノイらしさをバランスよく体験できます。
さらに1日余裕があれば、世界遺産ハロン湾まで足を延ばすと、ハノイ市内とはまったく違ったベトナムの景色を楽しめます。
観光する場所が決まったら、次は「どの順番で回るか」をモデルコースで確認してみてください。

